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講師ブログ:写真家としての負債

日常の生活を普通に送り、自身を取巻く方々と何気ない会話を交わし、新しい情報に疑問を抱くことも無く平和な毎日を過ごしていると森羅万象が自分の内宇宙と化し、あらゆる事に対して認識が浅くなることが往々にしてあるようだ。筆者は現在そういった類の生活を送っているらしく、断片的ではあるが身の回りの些細な情報に時として驚くことがある。例えば女性に向けて発売されているパーソナルカラーと呼ばれる製品がそれである。女性は年齢への認識とは別に若く美しくありたいと願い、恋愛、仕事、家庭、趣味といった人生の醍醐味に対してもある種のステイタスを求める傾向が強いらしく、それに力をかすものが【 色=カラー 】だそうである。これに対して具体的なアドバイスツールとして販売されているものがパーソナルカラー商品群であり、その中の一つとして挙げられるの左記掲載写真のカラーサンプル色見本帳である。興味深いアイテムとして実際に購入にあたり、被写体としてアナライズを行ったが、パッケージの素材、色、ロゴデザインなどさすがに洗練されており、困難な表現領域を重ね合わせての描写に翻弄すると予想されるものであった。その後実撮影に入ったが、予想を超えた難易度の高い究極の難アイテムであることが判明した。この事態に至ったのは、カメラマンとして安易な生活を送っていた負債が露呈したものであり、出端を挫かれた反省材料として深く記憶に留めて置かなければならないと痛感した。


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